21日夕方に長野県の北部で降ったひょうや強風の影響で、中野市の果樹などに少なくとも1億8000円余りの被害が出ていることがわかりました。

県農政部によりますと、21日午後5時前から午後6時過ぎにかけて、中野市や千曲市などでひょうが降ったほか風も強まりました。中野市と山ノ内町では、最大1センチほどのひょうが10分程度降ったということです。


農作物への影響は、23日午後5時時点のまとめで、中野市が最も多くリンゴやナシなど71.5ヘクタールに及び、被害額はおよそ1億6000万円となっています。

具体的には、リンゴの実に傷がついたり、実がついたブドウの枝が落ちたりする被害が見られるということです。

このほか、山ノ内町でも被害が確認され、被害額はあわせて1億8000万円あまりとなっています。

県によりますと、長野市や須坂市など5市町村でも果樹などへの影響が確認されているものの、今後の成長によって被害が少なくなる可能性があり今回の集計からは除外したということです。