殴られ蹴られ...なぜ?「ずっといじめられていた」小中学校時代

高校までは、山口県で暮らしていた石本選手。大学入学を機に一人暮らしを始めました。

(岡山大学 陸上競技部3年 石本龍一朗選手)
「僕が悩んでいることは周りの人からは、分かったところでどうにもできない。周りに悩みとか言う必要はないかな、そういうスタンスでずっと生きています」

人には話さない過去があります。

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(岡山大学 陸上競技部3年 石本龍一朗選手)
「小学校、中学校とずっといじめられていた。殴る、蹴る、、、悪口も陰口も言われましたし。僕の発音の癖を馬鹿にされたり」

どうすることもできませんでした。

(岡山大学 陸上競技部3年 石本龍一朗選手)
「中学校のときとかエスカレートしていって、本当にやばいなあ…。ギリギリのラインで耐えてきた」

耐えて、生きていました。

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挑戦して、世界が変わっていった「逃げることは簡単だけど...」

そんな日々を変えようと動き出したのは、自分自身。目の前のありとあらゆることに挑戦することにしたのです。

(岡山大学 陸上競技部3年 石本龍一朗選手)
「天体観測、キャンプ、サイクリング、映画鑑賞、マンガ読んだり旅行も趣味ですし、朝活・朝カフェとか行ったり」

「逃げることも簡単なんですけど、挑戦していくと、どんどん新しい世界が広がる」

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最初は、無理していたかもしれない。それでもいつしか、本当に前を向けるようになっていました。

(岡山大学 陸上競技部3年 石本龍一朗選手)
「もっと『あんなことやったらよかったな』というのを、絶対に思いたくない」

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努力に次ぐ努力 研究に次ぐ研究で臨んだ「代表選考会」

デフリンピック選考会・2週間前。

(岡山大学 陸上部の先輩)
「あれかなあ?踏み切りのベクトル?」
「上に跳び過ぎ?」
「1台目はそう」

踏み切る角度や歩数など、細かな違いがタイムに影響するハードル競技。岡大陸上部のチームメイトと動きを確認します。

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「2台目が詰まっている」

(岡山大学 陸上競技部3年 石本龍一朗選手)
「あかんなあ」

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何度も・・・何度も・・・。

(岡山大学 陸上競技部3年 石本龍一朗選手)
「カメラさんおるって思って、意識してしもうた」

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