試合中は反省せず、次へ気持ちを切り替える野村選手

三振に倒れた野村勇選手に、ベンチでそっと寄り添い声を掛けていた伴さん。どんな言葉をかけてもらったのか記憶は曖昧だが、伴さんと話すことで、次にやるべき事が頭の中で整理できていると野村選手は話す。結果ばかりに捉われすぎていないか、自問自答しているそうだ。
まず、自分はどうしたいのか、目標を設定し、その目標を達成させるために出来ることを毎日続ける。3日間続けた後、自分で点数を付ける。それとは違う方法で、また3日間練習を続けて、点数を付ける。これを繰り返し、自分に一番合ったやり方を見つけている。伴さんとは試合後ロッカールームで話したり、メールでのやりとりを通してポジティブな言葉をもらっているという。

「試合に出られない時でも、毎日一つでも成長したい」野村選手自身の言葉にも力があった。
伴さん流の心を鍛える方法「振り返りはグッドから」

悪かった出来事は、良いことより強く印象に残ってしまいがち。その悪い印象が自分へのプレッシャーになることがある。過去を振り返る時は、良かった場面の記憶から思い返すようにする。そして、どこでつまづいたのか、また流れが変わったのか、それを認識することが大事。
スポーツ選手に限らず、誰でも心の持ち方次第で、仕事のパフォーマンスは左右される。「振り返る時はグッドから」を意識することで、心の安定と自己肯定感の向上に繋げられそうだ。