日本が誇るアニメ制作の現場に注目します。
アニメ制作の拠点は東京が中心となっていますが、いま、宮崎からアニメーターを養成するための塾が開かれてます。
宮崎を制作拠点にしようという取り組みの様子と関係者の思いを取材しました。

デジタル化してしまえば、東京じゃなく地方でもできる


宮崎市に拠点を置くアニメ企画制作会社、「RICEFIELD(ライスフィールド)」。
ここで、週1回開かれているのがアニメの制作技術を学ぶその名も「アニメ塾」です。

(塾生)
「ここに入ったら夢ができたみたいなところはあります」
「宮崎が実家なので、実家から通えるのでとても助かります」


宮崎にいながらプロのアニメーターが目指せるアニメ塾。
この取り組みを去年5月から始めたのが、RICEFIELD(ライスフィールド)の田原麻美社長です。

(RICEFIELD 田原麻美社長)
「宮崎人がアニメーターで、ぱっとアニメーションを描いちゃうとかっていう夢があります」


宮崎市出身の田原社長は、東京の大手アニメ制作会社「シンエイ動画」でおよそ10年間、人気アニメ「ドラえもん」の制作に携わっていました。

そうした中で、アニメ業界の人手不足や長時間労働といった環境を改善したいという思いを持ったほか、地元、宮崎でもアニメ制作ができるのではないかと考え、会社を設立しました。

(RICEFIELD 田原麻美社長)
「デジタル化してしまえば、東京じゃなく地方でもできる。地方はどこかなっていったら、地元宮崎というところがあったので、まず、やってみようっていう感じですね」