NTTドコモは、1999年から導入した「絵文字」のサービスを終了すると発表しました。世界中のコミュニケーションを豊かにしてきた日本発祥の絵文字。みなさんの思い出は?

ドコモ絵文字サービス終了…当時の使い方は?

会社員(55)
「ちょっと寂しいですね。それにずっと慣れてきたので」

会社員(49)
「これが出たのが画期的だった気がします。『あ、絵がある!』みたいな。このレトロ感がなくなるのは時代かなって」

惜しむ声が聞かれる中、サービス終了が発表された「ドコモの絵文字」。

1999年に登場し、テキストだけの文面から感情を伝える手段として人々の間に広がっていきました。

当時の絵文字の使い方といえば…

藤森祥平アナウンサー(2001年当時)
「よ、よめない」

女性(2001年当時)
「ニコニコ顔、ハートが割れて、泣き顔=失恋みたいな」

女性(2001年当時)
「円マークと下がるは『給料低くて』っていう意味」

その後、「Emoji」として海外にも広まり、現在、ニューヨーク近代美術館で絵文字が展示されています。

誕生から26年。青春時代を絵文字とともに過ごした人たちは…

会社員(37)
「絵文字といえばこの絵文字っていうイメージしかなくて。キラキラとかテンション上がるみたいな。テスト終わったとか、友達同士で誕生日祝うときとか」

こちらの男性には、こんな甘酸っぱい思い出が…

会社員(38)
「友達にはふざけてハート使ったり。彼女には使わないです逆に」

といいつつ…

「ドキドキして、好き好きが止まらない時に送っちゃう。普段は送らないんですけど、今すぐ会いたいとかそういう時には送っちゃう」

ただ、平成生まれからは…

2002年生まれの2人
「なじみ・・・深い?」
「深くない!」
「深くないですね、あんまり」

1999年生まれ
「なくても大丈夫。思い出の中にもない」

NTTドコモは、昨今の端末の絵文字の利用状況を鑑み、6月下旬以降に発売する機種から提供を終了するということです。

ドコモの絵文字の開発者、栗田穣崇氏は…

栗田穣崇氏(ドワンゴ取締役)
「たくさんの方に愛していただいたりとか、デザインがシンプルでかわいいから好きっていう言葉もたくさんいただきました。たくさんの方に使っていただいて感謝しかないと思います。なので絵文字にはお疲れ様と伝えたいと思います」