電柱をスマートフォンで撮影し、ポイントを貯めてインフラの維持管理の検証をする。こうした実証実験が現在、青森県を含む東北3県で行われています。

アプリの地図上に表示された電柱の写真を撮影するとポイントを獲得でき、ギフト券などと交換できます。

参加型の社会貢献ゲームアプリ「ピクトレ」を開発したのは、シンガポールの企業で、撮影されたデータは通信インフラの構築などを手がける「NTT-ME」の保守作業に生かされます。

22日は、NTT東日本青森支店で説明会が開かれました。

実証実験は青森、秋田、山形にある約15万本の電柱を対象にしていて、参加者はアプリ上で指示されたアングルなどの画像を撮影。そのデータをもとに「さび」の有無などが判別され、電柱の不備の早期発見に役立てられます。

NTT-ME 青森エリア統括部 足利翔 担当課長
「ピクトレのアプリをご利用いただきまして、その写真を使うことで、我々の設備管理に役立てることができますので、多くの皆様にご利用いただきたいと思っております」

実証実験は2月~3月にかけて北関東でも行われ、その際、撮影データの6割が実際の点検に使われたということです。

東北3県での実証実験は6月22日まで行われます。