熊本大学は、部下などへのパワーハラスメントがあったとして大学院の教授2人を懲戒処分としました。

戒告の処分を受けたのは、熊本大学大学院の生命科学研究部に所属する50代の教授です。

この教授は2025年1月、特定の医師に診療をさせないよう病院に要請するパワハラをしたということです。

診療できなかった医師が大学のハラスメント窓口に相談したことで発覚しました。

また、同じ研究部に所属する50代の別の教授は、2024年1月、部下について「絶交している」などと外部の関係者に話すパワハラ行為を行ったということです。

この教授も戒告処分を受けています。

なお大学は2人の教授の性別について明らかにしていません。

小川久雄(おがわ・ひさお)学長は「再発防止及び信頼回復に努める」としています。