きょう(22日)、ガソリン補助金の新制度が始まりました。価格を1リットルあたり10円下げることを目的に政府が石油の元売り会社に補助金を支給する制度です。

岡山市内のガソリンスタンドでは、早速、価格に変化がみられました。点滅するレギュラー174円の表示。岡山市北区のガソリンスタンドでは、新制度の開始に合わせてさっそく値下げが行われていました。給油客からは喜びの声が・・・
(客)
「嬉しい。嬉しすぎる」「ありがたいです。車よく使うので」
資源エネルギー庁の調査では、レギュラーガソリンの平均価格は今年に入り、180円台で高止まりの状況に。今月19日の時点では、岡山県で183.3円、香川県で182.7円となっています。

そんな中、きょう始まったのが、ガソリン補助金の新制度。価格を段階的に押し下げ、最終的には定額で1リットルあたり10円引き下げるものです。しかしながら、急激な価格変動を抑えるため、きょうから1週間は、前の週と比べて1リットルあたり5円下がるよう補助金が支給されます。これを受け、岡山市の「マティクスクリーンeco新屋敷」では、早速10円の値下げに踏み切りました。
(マティクスクリーンeco新屋敷SS 白神剛チーフ)
「この表示はいつぶり半年以上前じゃないかな。記憶にないですね」「昨日より忙しいと思います。価格が昨日より10円下がったのでそれに反応してだと思うんですけど」

岡山市内のガソリンスタンドを見てみたところ対応は様々。きのうまでに仕入れた在庫もあることから一般的に店頭価格に反映されるまでには、2~3週間かかるとみられています。6月半ば頃には多くの店で今より10円の値下げが期待される新制度ですが、中には物足りないという反応も…。
「下がるというけどもっともっと下げてもらわないと、お米もそうですけどガソリンもそうですからね」
「10円ですか。それでも高いです。もっと下げてほしいです。切っても切れない繋がりなので」

(マティクスクリーンeco新屋敷SS 白神剛チーフ)
「これからも価格は変動すると思うんですけど、安定してお客様に提供できればいいかなと思います」「今の妥当なところは170円台を切るか切らないのかなというところがいいんじゃないかなと思います」
今回の制度が物価高騰対策の有効な一手となるのか。今後のガソリン価格の変動が注視されます。