政府の備蓄米について、21日に新たに就任した小泉進次郎農林水産大臣は、需要がある場合は、無制限に放出する方針を明らかにしました。福島県民からは、小泉大臣に期待する声もある一方、コメをめぐる失言での閣僚の交代に、厳しい声も相次いでいます。
小泉農林水産大臣「いま最も力を入れなければならないのはコメ、とにかくコメに尽きる。今までの入札方法を抜本的に変え、随意契約という形でしっかりとコメの価格が下がる、そういった方向性に向けた第一歩を示していきたい」
21日に就任した小泉農水大臣は、石破総理から競争入札ではなく「随意契約」での備蓄米売り渡しを検討するよう指示されたことを明らかにしましたその上で、来週予定していた4回目の備蓄米の入札を「中止する」と明らかにしました。

そして、備蓄米の放出については「需要があった場合は無制限に出す」とし、直接的な手法で幅広く売り渡す考えを示しました。
コメをめぐる失言に端を発した大臣の交代劇。政府の新たな方針に、県民は…。
会社員・60代「バカにしているとしか思えない。みんな困っているのに買ったことがないとか、ちょっと普通では考えられない」
無職・70代「(江藤前大臣の発言は)ひどい。(現在のコメ価格は)周りの人もみんな高いと言っている。(小泉新大臣には)頑張ってほしいなとは思う」

会社員・30代「ちょっと小泉さんに期待は薄いが、せっかくなってもらったので期待はしたい。早く備蓄米を放出してもらって価格が下がってくれれば良いと思う」
飲食業・40代「どこを見ても(価格が)去年の倍くらいになっている。下がっていただければ助かる」
「速やかに結果を出す」と強調している小泉大臣。高騰するコメの価格に、歯止めはかかるのでしょうか。
