熊本地震からの復旧工事が進む熊本城の宇土櫓(うとやぐら)で、骨組みの解体が完了しました。

記者「地下の柱が今ゆっくりと、クレーンで引き上げられていきます」

「第三の天守」とも言われる熊本城の宇土櫓は、熊本地震で全体にひずみが生じたため、一度全て解体されてから元の姿に戻されます。

骨組みは約1年半かけて解体され、5月22日に最後の部材が取り外されました。これで、残るのは基礎部分だけです。

熊本城総合事務所 復旧整備課 上村祐一課長「宇土櫓がいったん無くなったというのは寂しい気持ち。我々としてはまた再建できるという気持ちで考えている」

今の様子は6月8日から一般公開され、今後、残る基礎部分の解体に移り、2026年1月までに完了する予定です。

完全復旧は2032年度の見込みです。