ニューヨーク株式市場では、アメリカの長期金利が上昇したことなどを受けて売り注文が広がり、株価は800ドルあまり急落して取引を終えました。

21日に行われたアメリカの20年債の入札が不調だったことをきっかけに長期金利が上昇したことを受けて、ニューヨーク株式市場では売り注文が広がりました。

先週末、大手格付け会社のムーディーズが、連邦政府の財政赤字の拡大懸念などから、アメリカの格付けを最上級から一段階引き下げていて、アメリカ国債の入札に敏感になっていた市場に動揺が広がった形です。

ダウ平均株価は前の日に比べて816ドル80セント急落し、4万1860ドル44セントで取引を終えました。

また、外国為替市場では、複数の主要通貨に対してドルが下落。アメリカの株式、債券、そして通貨がそろって下落しました。