小嶋キャスター:
野党でも旧民主党系の一本化がうまく進まない、立憲民主党がまだ結論を出せない背景には何があるのでしょうか?

大村記者:
はい、それについては先日の立憲の会議での発言にヒントがあります。

立憲民主党県連 中島克仁代表代行

立憲民主党県連 中島克仁代表代行(5月17日):
「山梨の選挙事情と中央または全国それぞれの地では温度差がある」
「山梨選挙区の対応をどうするかは(党本部にとって)きわめて重いんだと思います」

大村記者:
つまり、現在全国の選挙区で立憲民主党と国民民主党の党本部レベル間で候補者を巡るつばぜり合いが行われていて、その駆け引きの状況の中で山梨での扱いが定まっていないとみられます。

こうした立憲県連だけで判断できる状況では無くなってきていることに加え、県連内には後藤さんが前回の参院選で日本維新の会から立候補したことや2019年の知事選以降、旧民主党系への義理を欠いたことに根強い反発もあります。

そのため今後、組織として後藤さんを全面支援するにはかなりハードルが高いと言えます。

小嶋キャスター:
参院選挙の投票日まではあと2か月ほどとみられています。
夏の政治決戦にむけ県内の状況、さらには候補者の主張には注視していきたいと思います。