今週の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり175円80銭で先週よりも1円50銭値下がりしました。22日から始まる価格高騰を抑えるための政府の補助金の影響で、来週以降も値下がりする見通しです。
石油情報センターによりますと、19日現在の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり175円80銭で、先週よりも1円50銭安くなりました。

石油情報センターは値下がりの理由について、「サウジアラビアなどの一部の産油国で増産が続き、卸売価格が下がっているため」と分析しています。

新たな補助金制度は、ガソリン価格を段階的に押し下げ、最終的に定額で1リットルあたり10円引き下げるものです。急激な価格変動を抑えるため、22日から1週間は、今週と比べて5円引き下がるよう補助されます。
このため、石油情報センターは来週以降も値下がりすると予測しています。

仙台市内のガソリンスタンドを利用するドライバーからは補助制度を歓迎する声が聞かれました。
ドライバー:
「補助制度はうれしいです。やはり下がってもらった方が助かります。そうすると外に出る機会も増えるので」

ドライバー:
「自分若い頃は100円しないくらいなので、それから比べると今は倍くらいする。政府にはもっとやってもらえるといいかなと思う」

キタセキ東北SS 矢田部伸也次長:
「スタンド周辺は価格体系も非常に落ち着いて安定している。仕入れ価格を常々意識して、周辺価格とのバランスをよく見ながら適材適所でスムーズにお客のニーズに応えられるように対応していきたい」

このガソリンスタンドでは、国の補助金などによって仕入れ価格が値下がりした場合、販売価格に反映させていくということです。