傘が地面にこするだけでも、ダメージを受けるといいます。もちろん、杖のように体重をかけることは「絶対にNG」です。ついつい、“杖代わり”にしてしまう…という人もいるかもしれませんが、これからは、傘を地面につけないように持ち歩きましょう。
…かといって、傘を横向き=地面と平行に持つと、周りの人に当たって危険なので、やめましょう。
そして、傘の寿命=“物持ち”を良くするためには、“手入れ”が重要です。生地の傷みや金属部分のさびつきを防ぐために、傘を使った後は水滴をやさしく払いましょう。もちろんこの時は、傘を地面にトントンと叩きつけないようにしてください。
水滴を払った後は、生地などに付いた水滴を乾いた布でやさしく拭き取り、生地が乾くまで陰干しをしましょう。こうした丁寧な手入れが、傘の寿命を長くします。
そして、傘を「車の中に置きっぱなし」にするのは「NG」です。特に車社会の地方では、ついついやってしまいがちな行為ですが、暑さが厳しくなるこれからのシーズン、密閉空間となる車の中は非常に高温になり、傘を置きっぱなしにしていると生地が“日焼け・色褪せ”してしまいます。
さらに、密閉空間となる車内では湿度も高くなり、この状態で傘を置きっぱなしにすると、金属部分がさびやすくなります。どうしても車の中に傘を置いておきたい場合は、こまめに傘を外に出して手入れをすることが大切です。
こうしたポイントを踏まえて自分の“お気に入り”の傘を選び、丁寧に“手入れ”をしながら使って、これからの季節を乗り切りましょう。