人気の背景には、オリジナリティーやこだわりを重視する近年の消費者の好みも反映されているようです。

ザ・ビール展実行委員会 大竹祐介委員長
「“量を飲む”人が少なくなって、“いいもの”に対してお金を払って、それをゆっくり、チビチビ飲めるのがクラフトビール。アルコールをあまり飲まない人でも、ワインほどアルコール度数も高くないし、飲みやすい。非常に、時代にマッチした飲み物なのではないかなと」


しょうゆの製造や販売を手掛ける長岡市の老舗『ホクショク』が始めた『HEISEI BREWING』。地元のランドマーク・長生橋にちなんで名付けた『臥龍長生』は、グレープフルーツのような爽やかなフレーバーが評判です。

400年続くしょうゆ造りの技術が、ビールの醸造にも生かされています。

HEISEI BREWING 酒屋平成堂 坂内優店長
「時期になると神楽南蛮という地野菜を使ったビールや、自社のしょうゆを使ったビールなんかも出している。“発酵のまち 長岡”なので、独自のビールを心がけて造るようにしている」