「はいどうぞ!お待たせいたしました」

ロゴマークが印象的な『ぬとりブルーイング』は、埼玉からの出店です。
ビールを造っているのは住宅街にある築50年のアパートの1階。併設する食堂で料理を提供しながら、2人で醸造しています。

そのうちのひとつ、『ドルムン』は麦のうまみを生かしたラガーでコクがあり、すっきりとしたのどごしは食事にもぴったり。

ぬとり 山田泰一代表
「(クラフトビールは)多様性があるので、飲みながら『これはこれでうまい』『いや、あれはあれで』と(会話が)できるのが一番の魅力だと思う」

ビール市場全体が縮小傾向にある中で、クラフトビール市場はここ数年で急拡大しています。
日本ビアジャーナリスト協会によりますと、クラフトビールの醸造所は全国で900か所を超え、8年前のおよそ3倍に。味や香り、地域性など造り手が個性を表現しやすいクラフトビールは、アイデア次第で無限の広がりを感じさせます。

ぬとり 山田泰一代表
「サクランボを乳酸発酵させたビールとか、抹茶とアイスクリームを使ったビール、まさに“デザートビール”を造ったりとか。アイデアがすごくあって、真面目に考えたらめちゃくちゃ可能性がある。すごく面白いと思う」