選手との“共創”とチームマネジメント
会見で橋川監督は、記者から「自身の思い描いた通りに進んでいるか」という問いに対して、こう答えました。
「思い描いた通りっていうのはおこがましい言い方。こちらの提示に対して選手が答えてくれる。ひとつひとつ選手と一緒に作ってきた」

選手たちの「たくましさ」と「悔しさ」を感じ、ピッチで躍動する選手たちに魅了されたという橋川監督。今季は、しっかりと自分たちのサッカーを構築しようと取り組み、前のシーズンに取り組んだことをスクラップアンドビルドしながら積み上げてきたと言います。
そこで選手たちの判断力、吸収力、そして向上心に驚かされたと明かした橋川監督は「自分自身も新たな発見、学びの多かった1年でした」と振り返りました。
また、チームマネジメントにおいて橋川監督が重要視しているのは、「自立した選手による自律したチーム」を育てることと話します 。そのために、選手に自由を与える一方、プレーモデルやフィロソフィーという明確な基準を与え、選手たちのプレーや行動を具体的に評価し、次の要求を繰り返すことで、選手たちの成長を促しているのです。