“堅守柔攻”と“チーム哲学”を今後も軸に

アルビレックス新潟レディースの強みを表現する言葉として、橋川監督が会見の中で挙げたのが「堅守柔攻」。今季は若干失点が増えたものの、前線、中盤、ゴール前と、試合や相手に応じて様々な守備ができるようになったと分析する一方、攻撃面でも、ポゼッションや速攻、相手の背後への走り込みなど、“柔らかく攻める”バリエーションが増えたと評価しています。

そして今後も守っていくべき特徴として、橋川監督は「フィロソフィーをしっかり残していくこと」を挙げました。「選手が変われば戦い方も変化するが、クラブに根付いている“考え方”を残していくことが、良い土台となるからだ」と語ります。

また、アルビレディースには我慢強く、ひたむきで、戦う姿勢を常に持ち、向上心の高い選手たちがいることが強みだと強調。経験豊富な選手たちが、困難な状況でもチームを正しい方向に導いてくれたことが、今シーズンの躍進に大きく貢献したと感謝を述べています。

アルビレックス新潟レディースの2024-25シーズンは、タイトルには手が届かなかったものの、橋川監督の言葉の端々から、チームの確かな成長と充実感が伝わってきました。

日テレ・東京ヴェルディベレーザやINAC神戸レオネッサ、三菱重工浦和レッズレディースという『3強』に加え、勢いを増すサンフレッチェ広島レジーナなど群雄割拠のWEリーグで来季こそ悲願のタイトル獲得へ!
アルビレディースは今年8月に始まる新シーズンに向けて、6月以降、チームを始動させる予定です。