得点力向上とターニングポイント
昨シーズンの反省点である得点力不足に対し、今シーズンはシュート本数を増やすことから改善に着手しました 。さらにゴールに至るまでの攻撃の過程や、ボールを奪う過程も含めて課題に取り組んだ結果、リーグ戦のゴール数が昨季の26得点から31得点へと増加したのです。
アルビレックス新潟レディース 橋川和晃監督(54)
「後半はシュートの本数が平均で2桁に届く形となって、得点力自体も1試合平均2点ぐらいまでになってきたので、1年を通してもすごく変化し成長していったシーズンだと思います」

その中で、“今季のターニングポイント”として橋川監督が挙げたのは、2024年11月の大宮アルディージャVENTUS戦(第8節)です。苦しい時間帯に、相手にボールを支配されながらも、開始2分で先制点を奪った試合は、「自分たちあこうやって勝ってきたよね」と思い出させてくれたゲームだったと振り返ります。この試合を乗り越えたことで、チームは再び自分たちの強みを思い出し、そこから様々な積み上げが始まったと言います。
また、皇后杯決勝やリーグ戦最終節のサンフレッチェ広島レジーナ戦も今後のターニングポイントになりうるゲームだと捉えています。