アルビレックス新潟レディースを率いる橋川和晃監督(54)が5月21日、2024-25シーズンの総括会見に臨みました 。目指していたタイトルには惜しくも届かなかったものの、チームが挑み続け、大きく成長した一年を振り返ります 。昨シーズンと同じ順位ながら、内容が大きく変化した背景には何があったのでしょうか。

「7、8合目にベースキャンプを築けた」24-25シーズン

橋川監督は、2024-25シーズンを「本当に挑み続けた1年だった」と総括しました。2023-24シーズンは「本気でトップ3を目指す」という目標を掲げ、山を登ったものの「登ってみたら山が大きくて、まだまだだ」という実感を抱いたと言います。

アルビレックス新潟レディース 橋川和晃監督(54)
「昨シーズンで“山を登った”ことによって見えてきたものがあって、そこに対してしっかりと自分たちが何をすべきか計画を立てて取り組んできた。選手たちがそれに取り組み、挑んで、タイトルには手が届かなかったが、7合目か8合目ぐらいにベースキャンプを作れて終えられた」

昨シーズンと同じ4位に終わったものの、戦い方に明らかな変化と成長があったことを実感しているという橋川監督。
その変化は「タイトルに本当に目指す中で何が必要か」という共通理解を選手全員で持ち、課題を一つ一つクリアしていった「積み上げた実感がある年」であると説明しています 。プレーモデルに基づいたサッカーの改善とフィロソフィーに基づいた考え方の向上が両輪となってチームを前進させたのです。