愛知県は全国ワースト 相次ぐ自動車盗難

全国で後を絶たない自動車の盗難。去年は全国で6080件の被害が確認されています。なかでも愛知県は去年、866件と全国ワーストに。被害額は約32億6066万円となりました。今年も先月末まで4か月の被害が443件と去年の1.5倍以上のペースで、被害額は既に約16億7400万円に上ります。

(愛知県警本部 生活安全総務課 山田幸司 警部)
「被害が特定の車種に偏っている、という傾向が見られます」

被害が目立つのはランドクルーザー、プリウス、アルファード、それにレクサスLXで、レクサスLXに至っては、去年は43台に1台が盗まれた計算です。

【愛知県における車種別の盗難被害台数(上位3車種)】

2022年:ランドクルーザー約200台 プリウス約150台 レクサスLX約80台
2023年:ランドクルーザー約160台 プリウス約130台 アルファード約90台
2024年:ランドクルーザー約240台 プリウス約120台 アルファード約90台

(山田幸司警部)「海外でも人気があったり、国内でも大変人気な車種なので」

被害にあった車の9割は、カギがかかった状態だったといいます。安田さんのレクサスもカギが掛かっていましたが、犯行には近年、急増している「ある装置」が使われたとみられます。

(自動車盗難防止協会 山田晃史 理事)
「映像を見ましたが、CANインベーダーというもの」