「コメを買ったことはない」などと発言した宮崎県選出の江藤拓農林水産大臣が、21日朝、石破総理に辞表を提出し、受理されました。
また、自民党の宮崎県連会長を退任することも明らかにしました。

(江藤拓農水大臣)
「ただいま石破内閣総理大臣に辞表を提出してまいりました」


21日朝、江藤農水大臣は官邸を訪れ、石破総理と面会し、辞表を提出し、受理されました。

江藤農水大臣は、今月18日、佐賀県で行われたセミナーで「コメを買ったことがない。支援者がたくさんくれるので」などと発言。


コメの価格が高止まりするなか、与野党や世間から批判が相次ぎ、釈明に追われていました。

江藤農水大臣は辞任の理由について「トップを務めることが適切であるかといえば、私ではいけないのではないかという判断を自分自身でした」などと説明しています。


(江藤拓農水大臣)
「所管の大臣として極めて不適切な発言をしてしまった。このことを改めて国民の方々に心からおわびを申し上げたいと思います」


辞表の提出を受け、県民は

(県民)
「今回の発言からすると(辞表提出は)妥当かなと思う。庶民の気持ちが分かっていないような感じ」
「どう考えているのか分からないが、もうちょっと力になってもらったほうが良かった」

延岡市にてインタビュー
延岡市にてインタビュー


石破総理は、後任に自民党の小泉進次郎前選挙対策委員長を起用する方針です。


また、江藤農水大臣は次期参院選への影響を考慮し、自民党宮崎県連会長を今月24日に開かれる県連大会をもって退任することを明らかにしました。