仙台の復興支援団体が運営する英語のキャンプを巡る問題で、保護者に返されていない金額は少なくとも600万円に上ることがわかりました。

この問題は、仙台に事務所がある一般社団法人「宮城復興支援センター」と旅行会社「ハローワールド」が企画・運営する英語の交流キャンプを巡り、イベントが中止となったにも関わらず費用が返ってこないとして、小学生の保護者から苦情や相談が相次いでいるものです。

5月1日、宮城県が旅行業法に基づき「ハローワールド」を立ち入り検査し、保護者からの書類や銀行口座などを調べた結果、費用を返していない件数は少なくとも216件、金額は600万円に上ることがわかりました。
宮城県はハローワールドに対し、5月23日までに返金するよう行政指導したということです。

イングリッシュキャンプの参加費用は、1泊2日の場合1人あたり税込み3万円でしたが、2024年10月頃から宮城県に対し「返金に応じてもらえない」、「主催者と連絡が取れない」といった相談が寄せられていたということです。