宮崎県を含む九州南部は、16日に梅雨入りしました。
去年よりも23日、平年よりも14日と、かなり早い梅雨入りとなっています。
これを受けて、視聴者から「梅雨入りが早い分、梅雨明けは早くならないのですか?」という質問をいただきました。
MRTのテレビ・ラジオで天気情報を担当している気象予報士の野田俊一郎さんに話を聞きました。
野田俊一郎 気象予報士
今年の梅雨入りは、記録が残っている1951年(昭和26年)以降では、5番目の早さとなっています。
九州南部の梅雨入りは平年で5月30日ごろ、梅雨明けは平年で7月15日ごろです。
梅雨入りが早かった年を順に並べてみます。(年/梅雨入り/梅雨明け)
(1)1956年/5月 1日ごろ/7月13日ごろ
(2)2021年/5月11日ごろ/7月11日ごろ
(3)1954年/5月13日ごろ/8月 1日ごろ
(4)1974年/5月14日ごろ/7月18日ごろ
(5)2025年/5月16日ごろ/?????
(6)1993年/5月17日ごろ/特定されず
(7)1976年/5月19日ごろ/7月16日ごろ
(7)1991年/5月19日ごろ/7月 9日ごろ

梅雨入りの早い順でみても、梅雨明けは平年よりも早かったり、遅かったり、中には「特定されず」という年もあったくらいで、目立った傾向はないという状況です。
今年の梅雨明けについては、これから発表される、1か月予報や3か月予報などを見ながら、その都度、予想していくことになります。