気象庁は20日、火山性地震の増加で今年1月にレベル「2」に引き上げた御嶽山の噴火警戒レベルを、「1」の活火山であることに留意に引き下げました。

御嶽山では去年12月から今年1月にかけて、山頂付近を震源とする火山性地震が増加したため、1月16日に、噴火警戒レベルが「2」の火口周辺規制に引き上げられました。

気象庁によりますと、2月以降、地震が少ない状況が続いていて、火口からおおむね1キロの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。

このため噴火警戒レベルを「1」の活火山であることに留意に引き下げました。

王滝村、木曽町では山頂付近への入山を規制していますが、7月1日に一部を緩和する見通しです。

気象庁は登山の際はヘルメットを持参するなど、安全対策をとるよう求めています。