5月30日(金)に熊本県高校総体が開幕します。「家が近いから」と始めた競技で日本一のウエイトリフティングの選手がいます。
全校生徒145人の上天草高校。体育の道具倉庫を練習場所としてウエイトリフティングに励むのが、川瀨かつら選手です。
小学6年生から川瀨選手の練習場所は、ここ上天草高校でした。

川瀨かつら選手(3年)「上天草高校が家が近くて、ウエイトリフティング部があると聞いて、やってみようかなと軽い気持ちで始めました」
練習を重ねると記録が伸び、いつしかウエイトリフティングにのめりこみ、競技を始めてわずか3年で日本一になったのです。

さらに今年(2025年)3月の全国大会でも優勝し、高校でも日本一に。生まれ育った上天草で、全国屈指の選手へと成長しました。
小学6年当時から川瀬選手を指導している海﨑良仙監督が、その背中を見つめて語ります。
海﨑良仙監督(68)「まず小学生でこんな競技やってみようとは思わない、面白いと思えないですよ(笑)地味な練習をコツコツ積み重ねて、努力でここまで持ってきた」
