外国で取得した運転免許証を日本の運転免許証に切り替える「外免切替」について、住所確認などの厳格化に向けて警察庁が制度の見直しを検討していることがわかりました。
「外免切替」は、外国で取得した運転免許証を所持していれば、試験の一部が免除されて日本の運転免許証に切り替えることができる制度です。
外免切替をめぐっては、外国人が簡単に日本の免許を取得できると国会で問題視され、坂井国家公安委員長が今年3月の国会で「学科試験は私が見ても簡易、安易」と述べていました。また、日本に住民票のない外国人でもホテルの住所で免許が取得できることも問題となっています。
こうしたなか、警察庁は外免切替の手続きについて、海外に転出している日本人や外交官などを例外としたうえで、住民票の写しを原則として住所確認を厳格化する方針を検討していることがわかりました。また、現状は10問のマルバツ問題で知識確認が行われていますが、問題数を増加することなども検討しているということです。
警察庁によりますと、「外免切替」の取得者数は2023年は6万人以上にのぼり、過去10年でおよそ2倍に増加。このうち中国で免許を取得し、日本で「外免切替」をした人はおよそ2割にあたる1万1247人でした。
日本は「道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)」に加盟しているため、日本の免許に切り替えればおよそ100の国と地域で運転が可能となります。
しかし、中国はジュネーブ条約の加盟国ではないため、多くの中国人が日本で外免切替を行っているとされています。
坂井国家公安委員長は今月16日の閣議後会見で、外免切替について「いま海外の制度などの調査を行っていて、調査結果を踏まえてこの在り方の検討を進めている」と述べています。
注目の記事
「なぜ裸?」子どもの質問に小島よしおは…1歳児の子育てに奮闘しながら実践「妻と熱量を同じに」月イチで夫婦は…トークショーで明かした“小島流子育て論”の正体

当時24歳・雑誌記者の辻出紀子さん行方不明から27年… 両親らが情報提供呼びかけ 警察官のべ3万9000人以上が捜査にあたるも有力情報は得られず 三重・伊勢市

ウクライナ出身力士・安青錦 初優勝で史上最速の大関誕生なるか 戦火を逃れて来日→41年ぶりのスピード出世で関脇に【サンデーモーニング】

「月に一晩ぐっすり眠る時間がほしい」24時間ケアを続ける医療的ケア児の家族 病床削減問題が照らした数字では見えない親の声

「2歳の頃はママ・パパと呼んでくれていたのに」 主に女の子に発症する難病“レット症候群” 今は会話も食事も難しく… 根本的治療法がない先天性の神経疾患

愛するちいちゃんは見知らぬ男性に突然命を奪われた SNSで知り合った男に娘を殺された父親の22年間の苦悩と命の教え【前編】









