イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザの北部と南部で、大規模な地上作戦を開始したと発表しました。

連日100人を超える犠牲 イスラエル軍が大規模な地上作戦を開始

5月18日 パレスチナ・ガザ地区の住民
「午前3時頃、私たちは眠っていました。その時、突然大きな音が聞こえ、すべてが揺れました」

ガザ地区南部、避難民のテントが集まる地域を見ると、空爆の生々しい爪痕が残っています。中には、破壊された車いす、子どもが使っていたであろうカバンなどが見えます。

空爆で親族を失った人
「毎日、子どもたちが虐殺され、女性が命を落としている。彼らがどんな悪いことをしたって言うの?」

アルジャジーラによりますと、18日にガザで151人が亡くなった他、1日あたりの死亡者の数は連日100人を超えています。

また、ハマスの事実上の指導者と伝えられていたムハンマド・シンワル氏も遺体で見つかったと報じられています。

目撃した人
「世界は終わった。みんなが私たちの絶滅と死を見つめている。私たちは皆、ただの数字に過ぎない」

イスラエルとハマス、双方の要求には依然として大きな溝があり、交渉は難航しています。