事件捜査や行方不明者の捜索に協力する「嘱託警察犬」の嘱託書伝達式が、19日、島根県雲南市の雲南警察署で行われました。

園児に出迎えられ登場したのは6月から1年間、島根県警の嘱託警察犬として活動する6歳のオスのシェパード・ファーブル号と、飼い主の高橋正実さんです。 

ファーブル号は嘱託警察犬として活動するのはこれで3年連続で、4月22日の審査会で合格。
今後、犯罪捜査や行方不明者の捜索などに出動します。

今年度、ファーブル号を含め島根県内で活動する警察犬は合わせて12頭。

去年1年間で警察犬が出動し、事件解決につながったのは3件で、ファーブル号も島根県出雲市の稲佐の浜で行方不明者を発見しました。

ファーブル号の飼い主 高橋正実さん
「犬が出ないことが一番良いが自殺志願者の方もかなりおられるので、生きている状態で発見してあげたいし、そういう方なので、心細い部分もあるので、早く犬が発見して、寄り添ってあげたら良いかなと思っている」

式のあと、ファーブル号が捜索の様子をデモンストレーションすると、園児らは盛んに拍手を送っていました。