高齢者に、改めて交通ルールなどを学んでもらおうと、高知県芸西村で交通安全教室が開かれました。
この交通安全教室は高齢者の交通安全意識を高めようと安芸警察署が開きました。
教室には芸西村に住むお年寄り16人が参加。夜間で雨が降っている横断歩道を再現したシミュレーターで安全に通行できるかどうかを試したり、75歳以上で運転免許を更新する際に受検する、「認知機能検査」を受けたりしました。また、視野の広さと判断能力をみる機械も体験し、改めて交通安全について学びました。


安芸警察署管内では、2020年から2024年にかけて交通事故で11人が死亡していて、このうち10人が高齢者だったということです。警察は「今の自分の能力について自覚することが必要だ」と呼びかけています。
(安芸警察署 矢野智久 交通課長)
「加齢とともに、身体的なこと(反射速度・視野の広さなど)は衰えてくることは当然出てきますので、ご自分のお体のことを自覚していただいて、運転してもらうのが大事かなと考えております」

安芸警察署では11月ごろにも、安芸市で高齢者を対象にした交通安全教室を開くということです。