青森県むつ市の2つの県立高校を統合し、2027年度に開校する統合校の開設準備委員会が開かれ、校名の決定方法などについて話し合われました。

19日に開かれた1回目の準備委員会には、県や市の教育委員会の関係者などが出席しました。

下北地区では、高校再編計画で「大湊高校」と「むつ工業高校」を統合してできる新たな高校を、2027年度に開校することになっています。

統合校は、「むつ工業高校」の校舎を一部を改修して開校する方針です。

19日は、統合後の学校名の決め方などについて意見が交わされたほか、制服は両校の伝統を引き継ぎつつ、新たなデザインとする方向性がまとまりました。

下北地区統合校開設準備委員会 山本隆悦 委員長
「それぞれの学校が魅力づくりに今までずいぶんがんばっています。今も子どもたちを育ててきているので、それがそのままのびるような。いい効果がお互いにあるような学校になってほしい」

また、18日の市民説明会について県教委からの説明があり、委員からは新校舎の建設工事の入札が不調に終わった理由を尋ねる声があがりました。

市民説明会では、新校舎の建設がなければ、統合計画の白紙撤回を求める意見もあがり、県教委は新校舎の新たな設計のほか、むつ工業高校を改修して活用する案も検討していることを明らかにしていました。