高知県香南市の男性が、動画アプリの広告で見た融資会社から金を借りようとしたところ「保証金が必要」とし言われ、37万円を振り込んでだまし取られていたことがわかりました。
高知県警によりますと、4月20日、高知県香南市に住む40代の男性がスマホアプリで動画を見ていたところ、「審査不要で融資できる」という広告が表示されました。その後、メッセージアプリの「水口」というアカウントの友だち追加画面が表示され、男性は友だち追加してメッセージのやりとりを開始。
水口は、金融会社「ケアサポート」で勤めていると言い、男性は水口に家族構成や電話番号を伝えたほか、身分証明書の写真を送って融資の手続きを進め、翌日、1万5千円が振り込まれました。
水口を信用した男性は5月1日、今度は50万円の融資を頼んだところ、水口に代わってゴウダを名乗る男が対応。「融資を受けるためには、保証金が必要」と言われ、男性は20万円を指定された県外銀行の個人口座に振り込みました。
さらに男性は、ゴウダから「追加で同額の保証金を振り込むと融資できる金額は倍に上がる」と言われ、その時用意できた17万円を振り込みんだということです。
その後もゴウダが、追加の保証金を要求してきたため、男性が断ると、やりとりが途絶えました。男性が「ケアサポート」という会社名を調べたところ、詐欺の被害を訴える書き込みが確認できたことから、警察に届け出たということです。男性は合わせて37万円をだまし取られました。警察は会社の実態があるかどうかも含め、捜査しています。
高知県内の詐欺被害(5月19日(月)まで)
▼認知件数36件▼約1億9120万円