熊本県の球磨川の支流・川辺川で、建設が計画されている流水型ダムをめぐり、国は地元の球磨川漁協に補償交渉を申し入れる方針であることが、関係者への取材で明らかになりました。
川辺川の流水型ダムは、2020年7月の豪雨で氾濫した球磨川流域の治水策として国が建設を計画しているもので、2027年度の着工を予定されています。

漁業補償は、上流にダムができることで漁が制限されるなどして、漁業者が損失を受ける場合に国が補償するものです。
ダム建設を進めるには漁協の同意が必要となるため、交渉で補償の条件などについて協議することになります。
国はRKKの取材に「交渉については協議中のためコメントはできない。引き続き説明を続けていく」とし、球磨川漁協は「今後、国からの話があれば対応を検討していきたい」としています。