更年期の母vs思春期の娘

渡辺満里奈さんが大変だったと話すのは、思春期の娘さんとの関係。
コロナ禍でオンライン授業になり家で一緒に過ごすことの多い小学6年生の娘と、毎日のように言い合いが繰り広げられたと言います。
エネルギーが爆発する娘と体力低下中の母のバトルで心身ともにヘトヘトに・・・

渡辺満里奈:
すごく感情的になってワーッと喧嘩して、でも「私の育て方が悪かったのかも」と毎日泣いて。結構アップダウンを繰り返すんですよね。自分の調子が良ければ耐えられる、どっしりと構えていられるのがそうじゃなかった時期があって、それは結構きつかったですね。

産婦人科専門医 高尾美穂氏:
まさに揺らぎですよね。しかもいろいろなことで少しずつ自信を失っていく。
体の変化とか痛みとか、そして周りがそれをある程度理解してくれているかというとそうでもない。心配りみたいなものがほとんどない中で、どうしていったらいいんだろうと悩む女性は少なくないです。

“思い通りにしたい!を手放す” 満里奈流付き合い方

満里奈さんは▼運動をする▼歌う・音楽を聞く▼話をするなどで工夫しながら更年期と付き合っています。
また、思い通りにならないことを「思い通りにしたい!」という気持ちを手放す努力をしているそうです。

渡辺満里奈:
イライラするのって、どうしても何かコントロールしたいみたいなところがあるから人にあたってしまったりするけども、そういうのをちょっと手放すとすごく楽になったんですよね。人を変えるよりは自分が変わった方が気が楽になるというところで。
あと、友達と「こんなことがあってさ」みたいな話をするのが私にとってはすごくよかったです。

最近は「何やら厄介で怖いもの」と思っていた更年期を「誰もが通るただの通過点」と思えるようになったといいます。