佐野史郎さん
「もちろんしんどいですよ。抗がん剤治療なんか特に。血液の抗がん剤なんて一番強いやつですから。そりゃもう強烈ですよ」

過酷な治療だったと話す佐野さんですが、それでも耐えられた背景には、与えられた役を全うするという俳優業の経験があったからだと考えています。

佐野史郎さん
「この身体で病に侵されたことは事実だと。この与えられた役柄をどう生きようかと自動的になりました。
脚本家と話すように病院の先生に『これだけ治らないのおかしくないですかね?』『帰れないですかね?』みたいな。抗ってもしょうがないので」


壮絶な治療すら与えられた"役柄"だと思い、"役"を演じるように治療に専念したと言います。

そして現在は回復。
体力の衰えは感じるものの、今まで通り仕事ができているのだと言います。

佐野史郎さん
「退院したとき、『佐野、大変だったな』って先輩の俳優さんに言われて、『いや、楽しかったですよ』って言ったんですよね、つい。だから多分それが本音じゃないですかね」