30日に投開票が行われた福島県知事選について、取材した浦部アナウンサーの解説です。
今回の福島県知事選で気になった点が、投票率の低さです。過去3回の県知事選挙の投票率を見ると、今回は42.58%と、前回4年前と比べ2.46ポイント下がり、過去2番目の低さとなりました。

今回の選挙期間中に「投票に行くつもりがない」という福島大学の学生に話を聞きました。
投票に行くつもりがないと答えた大学生「あんまり選挙に行くとか考えたことが無かったです」
Q.今知事選が行われていることは知っていますか「知らないです」
投票に行くつもりがないと答えた大学生「メンバーが変わらないから、前回と一緒だよね。変わらないよね、と正直思います」
この2年半は、新型コロナの影響で県民と直接話す場が特に少なかったので、どう巻き返していくかが重要になります。
そして、今後の県政の課題ですが、物価高騰、人口減少など山積しています。
そのなかでも、次の任期中、最も大きな問題の1つが政府が来年春ごろ計画している放射性物質を含むALPS処理水の海洋放出です。

内堀知事は昨夜、県と東京電力とどう向き合うのかという報道陣の質問に対して、「情報発信を正確に行い、風評被害対策の万全を期すことを訴えていく」と回答しました。

漁連や県民、国民の理解が進んでいないなかで、福島県のリーダーとして県民の声に耳を傾け、国と東京電力に訴えていくのか手腕が試されます。














