新潟県上越市で4月に誕生した、国の特別天然記念物に指定されている『コウノトリ』。そのひなの巣立ちを前にした16日、調査のための足環が付けられました。
コウノトリは、高さ10mほどの電柱に巣をつくっていました。
4月17日の映像では、生まれたばかりの3羽のひなに親鳥が餌を与える様子が確認されています。

ひなの巣立ちは、ふ化から約2か月半後の6月中~下旬の見込みで、5月16日にはひなの重さやくちばしの長さなどを測るとともに、追跡調査や研究のための“足環”を装着しました。

【兵庫県立コウノトリの郷公園 吉沢拓祥主任飼育員】
「上越市を起点にもっともっと繁殖が広がっていく、そういう場所になっていってもらえたら…」
足環を付けられたひなは再び巣に戻され、親鳥も安心したように見守っています。

2024年に初めてコウノトリの繁殖に成功した上越市では、今後も巣立ちラッシュが期待されます。