地元の材料を使い特産品となっている本格米焼酎の初荷式が、熊本県芦北町で行われました。

大関山の山頂にある大関神社で行われた初荷式には、関係者約50人が集まりました。

芦北町では日本で最初に稲から酒を造ったという言い伝えがあり、大関神社には酒造りの神がまつられています。
16日は芦北鉄砲隊の演武が披露され、初荷のトラックの到着を祝いました。

出荷されるのは人吉市の繊月酒造が製造したもので、芦北産のコメや湧水を原料とした「葦分(あしきた)」と「夢あしきた」の2種類です。
「葦分」は大関米と大関山由来の水を使った華やかな味わい、大野米と大関水源の水を使う「夢あしきた」はキレ味が特長といい、それぞれ根強い人気があります。
16日は繊月酒造の堤正博会長が、初荷の焼酎を竹崎一成町長に手渡しました。
2025年は合わせて5000本が熊本県内や関東、関西などに出荷される予定です。