女子サッカー・WEリーグのアルビレックス新潟レディースは16日、FW石淵萌実選手(29)が今季限りで退団すると発表しました。
石淵選手は愛知県出身。
関西学院大学卒業後、2019年にアルビレディースに加わりました。
サイドを駆け上がるスピードや得点感覚に優れ、昨季はリーグ戦2得点、リーグカップ戦3ゴールを挙げたものの、今季はけがの影響もあり出場機会はありませんでした。
石淵選手はクラブを通じて、以下の通りコメントを発表しています。

いつもお世話になっております。石淵萌実です。
今シーズンをもって、契約満了に伴い退団することになりました。
まずはじめに、日頃から支えてくださるスポンサー、パートナー企業の皆様、なでしこリーグ在籍時に雇用を受け入れてくださった亀田製菓の皆様、公益財団法人新潟県スポーツ協会並びに新潟県健康づくり・スポーツ医科学センターの皆様。そして、どんな時も応援してくださったファン・サポーターの皆様。本当にありがとうございました。アルビレックス新潟レディースで、皆様と共に闘わせていただけたことに心から感謝申し上げます。
気がつけば、大学卒業から新潟に来て6年半。
何者でもない無名な私を拾って育てていただき、プロサッカー選手になるという最初の夢を叶えてくださったこのクラブには感謝の気持ちでいっぱいです。そんなクラブの夢を叶えることで何とかして恩返しがしたい。その想い一心で、6年半必死に闘ってきました。しかし、今シーズンはほとんどの時間をリハビリで過ごすこととなり、ピッチ内でチームの力になれない焦りと情けない気持ち、治りきらない怪我と奮闘する日々でした。
そんな日々の中でも、チームメイトの勇姿に心が熱くなり、サポーターの皆さんの声援で胸が高鳴り、チームの敗戦を心から悔しがり、チームの勝利を心から喜んでいる自分がいることにも気が付きました。
そして、ようやく怪我の謎が解けた頃には、制限時間が近づいていました。復帰をお待たせしておきながら、このようなご報告となってしまったこと、皆様とのお約束を破るようなかたちになってしまったこと、本当に本当に申し訳ございません。これが私の精一杯です。許してください。
今後については、まだ決まっていませんが、私のサッカー人生はここからです。またどこかで皆様に復活したプレーを観ていただけるように、成長していきたいと思います。改めて、6年半本当にお世話になりました。
アルビレックス新潟レディースの更なる発展と飛躍を心の底から願っています。そして、ずっとずっと応援しています。
この街で、みんなと皆様と出逢えて幸せな 6年半でした。最終戦、スタジアムでお待ちしています。
最後の最後まで私たちと共に闘ってください!!
『アイシスギテルニイガタ』