青森県板柳町では、江戸時代から受け継がれてきたとされる希少な花「シロバナタンポポ」を守るために、地元の小学校で苗の植え付けが行われました。
板柳町立東小学校では16日、地元で保全活動を続ける北畠清美さんを講師に、児童がシロバナタンポポについて学びました。
児童は、シロバナタンポポが学区内の館ノ越地区で江戸時代から200年以上育てられてきたことを教わったあと、学校菜園に苗を植え付けしました。
シロバナタンポポは近年、板柳町では大きく数を減らしているため、今回植えたのもクローン技術を活用して栽培されたもので、これから児童が学校のシンボルとして守り育てることになります。
児童は
「すごく楽しかったし、文化を知ることができてよかった」
「シロバナタンポポを優しくみんなで協力して水やりしたい」
シロバナタンポポは、順調に育てば秋には花を咲かせることになります。