作品のアイデアは歌舞伎町、そして仙台
家族の支えを受けながら自宅で、たった一人での作業。脚本づくりのためのメモがこんなところにも。

「無名の人生」監督 鈴木竜也さん:
「メモ書き的なのがいっぱい、実家のカレンダーの裏とかに。これお母さん床屋とか書いてある。8月はすごい飲みに行ってますね。8月僕けっこうサボってるな」
増子華子キャスター:
「出かけるときちゃんと書くんですね」
「無名の人生」監督 鈴木竜也さん:
「お母さんに書いといてってよくいわれるので。こういうのをホワイトボードの代わりに。ちょこちょこ展開は」
作品の中には監督にゆかりがある歌舞伎町の景色や地元、仙台の風景も登場します。

「無名の人生」監督 鈴木竜也さん:
「これは近所、地元の鶴ケ谷です。この近くに住んでた時期もあって。幼稚園の頃にこの辺の団地に住んでて、それから一軒家になったんですけどよく使ってましたね」

鈴木さんはアニメに限らず、映画の魅力についてこう語ります。
「無名の人生」監督 鈴木竜也さん:
「いろんな人の人生、いろんな種類の人生を見られる、入り込める。僕が生きてるその時間とはまったく別の時間が暗闇で映画館で流れているのがすごくロマンがある」
1年半、向き合い続けてきた作品がいよいよ公開となります。