北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの母・早紀江さんや曽我ひとみさんが、新しいアメリカの駐日大使と面会し、拉致問題解決に向けた協力を求めました。
15日に拉致被害者の家族会が面会したのは、先月着任したばかりのジョージ・グラス駐日アメリカ大使です。
家族会のメンバーは非公開で行われた面会の中で、拉致被害者の帰国が2002年以降実現していないことや、親世代の高齢化が進んでいることを伝えたうえで、解決に向けてアメリカの協力を改めて求めたということです。
【拉致被害者家族会 横田拓也代表】
「大使自らが席を立って母・曽我ひとみさん・有本さんに『頑張ったね』と…」
「言葉でこそ言わなかったが、ハグをして苦しみを分かち合ってくれたことは、私たち被害者家族側からすると勇気と元気 明るい希望をもらった」
【横田早紀江さん】
「いつどうなるか分からないようになってきているので、必ず早く、何とか解決に向けてご協力くださいと、皆で伝えた」
家族会はゴールデンウィーク中にアメリカに渡り、拉致問題解決への協力を求めていました。