信州のソウルフード=おやきを原料にしたビールが誕生しました。
世にも珍しいクラフトビールが15日発売!
その名も「おやきラガー」です!

客:「おいしいです。さっぱりとしています、どちらかというと」
客:「後味がやっぱり(おやきの)感じがするね。結構苦みが強い」

発売したのは、長野市鬼無里に本店を置くおやき専門店・いろは堂。
おやきの可能性に挑戦しようと、創業100年を記念してクラフトビールを発売しました。

きっかけとなったのは、これまで廃棄していた具材を仕込むときに出る野菜の汁でした。
野菜の汁は、毎日20リットルほど出ますが、店では利用できませんでした。
いろは堂・塚田勇希工場長:「味としては、味噌や醤油の調味液の味はするんですけど、ねぎやキャベツ・人参・玉ねぎのうまみを一緒にしている。濃いコンソメスープを味噌が支えているような味」
さらに皮が破れてしまった野沢菜のおやきなども活用することにしました。

「おやきラガー」を醸造したのは、善光寺近くのブルワリーです。
マリカ・ブルーイング 伊東大記さん:「難しくはないです。ほかのビールと同じように果物を使うのと同じようにおやきを使う感じなので。おやきを使ったビールは世界初ではないでしょうか」
いろは堂取締役 伊藤友香さん:「ビールの味というよりちょっとおやきの風味をわかるような味に仕上がってます」
おやきラガーは、今回限りの醸造の予定で、長野市の「オヤキ・ファーム」などで飲むことができます。