警察官や親族などと身分を偽り、金をだまし取る「オレオレ詐欺」が広島県内で深刻化しています。そんな中、詐欺の被害を未然に防いだ金融機関に感謝状が贈られました。被害に遭いかけた男性がRCCの取材に応じました。

感謝状が贈られたのは、広島市安佐南区にある広島信用金庫長束支店の中元勝支店長代理と職員の田淵由紀さんです。

警察によりますと、先月14日、田淵さんが対応した70代の男性客が「100万円ほど下ろしたい」と申し出たため、中元さんが現金の用途を確認しました。男性の返事が曖昧だったことから、不審に思った中元さんは広島信用金庫の独自のチェックリストを基に男性に質問。そして詐欺の手口だと気づき、被害を未然に防いだということです。

広島信用金庫中束支店 中元勝 支店長代理
「窓口に来られたかたはできれば自分で防げるぶんは全て防ぎたいなと思います。お客さんに声かけというかこういうことがありますよと言うことで、お客さんの啓蒙にもつとめていきたいなと思います」