お客さんの“なりたい自分”を叶えることが最優先
KAHOさんはお客さんのなりたいヘアスタイルを叶えることを最優先にしていて、刈り上げのオーダーがあれば、躊躇なくバリカンで刈り上げていきます。
その潔さに、KAHOさんのお客さんは驚きながらも目を輝かせるそうです。
そんなKAHOさんは、中学生の頃、初めてセクシュアリティの壁にぶち当たりました。
小学生の頃から男の子に混ざって励んだサッカーで、中学校では性別を理由に男子サッカー部に入部させてもらえなかった悔しさをこう振り返りました。
「Ooze. HARAJUKU」の代表でスタイリストのKAHOさん
「中学生に上がるタイミングで当たり前のようにサッカー部に入ろうと思ったんですけど、“男子サッカー部”ということと、今までに女の子が男子サッカー部に入るっていうのが前例になくて、“性別を理由に入部拒否”という経験がありました。そこで人生初めて性別を理由に、夢とかやりたいことでも諦めざるを得ないみたいな気持ちになったのが、すごくつらかったというか悔しかったですね」
