「もっと盛り上がっていこう」“悔しさ”から得た“変化”


試合からおよそ2週間後。

掛け声:「もっと盛り上がっていこう」

何かを変えていかないと勝てない。
グラウンドには今まで以上に大きな掛け声が響いていました。

惺山高校女子野球部
齊藤真央主将:
「自分だけ盛り上がるのではなく、チームとして盛り上がることを大切に今日はやりました。今日練習した感じ、皆声を出していて前よりも雰囲気が変わったかなと思います」

壁にぶつかっても、明るく前向きに。

「やる時はやってくれる最高のチーム」念願の「勝利」へ

10月16日、この日は試合前からチームが盛り上がっていました。

ノックの掛け声、そして円陣での声出しもこれまでとは違います。

東北リーグ公式戦、12試合目。

相手は5月に2対10で敗れた中学生から社会人までのチーム、福島レッドホープスレディースです。

試合中も、よく声が出ていました。
前回大差で負けたチームにも臆することなくプレーし、初回のピンチをしのぎます。

そして1回裏、惺山の攻撃。
ピッチャー川崎のヒットで出塁すると、4番、キャプテン齊藤のヒットで惺山が1点を先制します。

その後追加点はなく、1点リードで迎えた4回表、惺山がピンチを迎えます。
福島の攻撃でノーアウト、ランナー2塁。

掛け声:
「ここ大事だよ皆!声出していこう! 」

バントもカバーし合いアウト、ランナー3塁も声掛け合いゲッツーに。
声をかけ、連携を取り合い無失点で切り抜けます。

これで勢いに乗った惺山。

ヒットからの追加点で2対0。 
守備でもナイスキャッチ。
攻撃、守備、両面でいい流れを生みます。

そして迎えた最終7回。

フライのボールをしっかりとキャッチし2対0でゲームセット。
惺山高校女子野球部、公式戦初勝利です。


この勝利に、応援し続けた保護者も。

保護者
「めちゃくちゃ嬉しいです!野球部の(保護者)LINEに
初勝利を。こんな感じでどんどん(返信)来ています」
惺山高校女子野球部
佐藤向日葵さん:
「嬉しいです」
惺山高校女子野球部
川崎美優さん:
「ずっと負けてばかりだったので皆嬉しそうで自分も嬉しかったです。
やる時はやってくれる最高のチームです」