岡山県早島町の一部の町議会議員が職員に威圧的な言動を繰り返したとして、町民有志が町に対し実態の調査などを求めていた問題です。3週間以上経っても何の回答もないとして町民有志はきょう(15日)、今月末までに中間報告書をまとめるよう求める追加の要望書を提出しました。

「町議会健全化を求める町民有志」が早島町の佐藤博文町長らに、100名分以上の署名を添えた追加の要望書を提出しました。

この問題は、町議会で一部の議員が職員に対し威圧的な言動や人格を否定するような発言など、パワハラ行為を繰り返したとされるものです。2年間で福祉課の課長ら4人が休職を余儀なくされたなどとして町民有志は先月21日、実態の調査や再発防止策などを求める要望書を提出しましたが、きょう(15日)までに町からは何の回答もなかったということです。追加の要望書では町に対し今月末までに実態調査を実施し、中間報告書をまとめるよう求めています。

(町議会健全化を求める町民有志 八木茂代表)
「職員が安心して仕事に専念できるように、それが目的なので、早くキリをつけたいという思いがありまして、あえて期限を切って提出しました」

(佐藤博文早島町長)
「これをしっかり調査するためには、すぐにはできませんが、大体の方向づけだけはお話しできるんじゃないかと思っております」

佐藤町長は、今後早急に第三者委員会を立ち上げ、調査を進めていきたいとしています。