今年で創立140周年を迎えた宮城県農業高校で、毎年恒例の全校田植えが行われ、生徒が泥だらけになりながら笑顔で田植えに取り組みました。

玉置佑規キャスター:
「絶好の田植え日和の中、生徒たちは水を張った田んぼに裸足で足を踏み入れています」

名取市にある宮城県農業高校の全校生徒およそ700人が参加した全校田植えは、校舎前の水田で行われました。 クラスごとに一列に並び、県のブランド米「だて正夢」の苗を一株一株、手で植えていきます。

日本最古の農業高校でもある宮城農業は、今年で創立140周年を迎えました。全校生徒が参加するこの全校田植えは、毎年この時期に開催される恒例行事です。クラス対抗で、植え付けの丁寧さや正確さ、チームワークなどを競いました。

3年生:
「今年はきれいに田植えしたいので、ラストスパート頑張っていきます」

3年生:
「自分の手でやるのは一番大変なので、農家さんたちすごいと思う」

宮城県農業高校 今野博章教頭:
「昨今、コメが高騰しているので、コメを生産することはとても苦労が多いということを実体験として理解してもらいたい」

全校生徒で田植えをした水田は今後、農業科の生徒が管理を続け、9月以降に収穫し、11月の収穫祭で味わう予定だということです。