高知市の福祉施設で、利用者の氏名や性別、運動機能などが記されたリハビリの実施計画書が、誤って別の患者に手渡され、個人情報が流出していたことが分かりました。

高知県の子ども・福祉政策部障害福祉課によりますと、5月2日、高知市の療育福祉センターの職員がリハビリテーションの実施に必要な「実施計画書」を誤って別の患者の保護者に渡したということです。

計画書は封筒などに入っていない1枚の用紙で、患者の名前や性別、医師による診断、また運動機能などについて記されています。

本来渡すはずだった患者とは別の患者の保護者と話をした際に、職員が、誤って計画書を渡してしまったということです。手渡す際、計画書に記されている名前と、対応している患者の名前を確認していなかったことが原因だということです。

子ども・福祉政策部障害福祉課は「最低限の確認が抜けてしまい個人情報が漏れたことはあってはならないことで、申し訳ございません」とコメントしていて、今後、個人情報を含む書類を手渡す際の名前の確認を徹底するとしています。