42日間にわたって米軍の戦闘機が高知龍馬空港に駐機した異例の事態について、濱田知事が中国四国防衛局を通じて、安全管理の徹底や的確な情報提供を求める要請書を米軍に送ったことが分かりました。
3月25日、高知龍馬空港に米軍の戦闘機=F-35Bが着陸しました。機器のトラブルによる予防着陸で整備が完了した戦闘機は5月5日の午前11時すぎに空港を飛び立ちましたが、42日間駐機するという異例の事態となりました。
濵田知事は会見で、中国四国防衛局と空港事務所から、離陸の1時間ほど前に連絡があったと説明しました。また、5月9日には、米軍に対し、中国四国防衛局を通じて、安全管理を一層徹底することや県民に不安感を与えないよう的確な情報提供を求める文書を送ったことも明らかにしました。

(濵田知事)
「県民の皆さんに異例の長期の駐機によって不安感が広がったことは大変残念なこと。もう少しタイムリーに今後の見通しについて一定の説明をしてもらえれば、不安感はもっと払拭されたのではないか」
さらに濵田知事は「予防着陸」の場合でも米軍に情報提供を求めることを、全国知事会でも議論したいと述べました。